私はこの業界で、現場と管理の両方を見てきました。ドライバーが辞めていく理由も、会社が手数料を下げられない理由も、どちらも近くで見てきたつもりです。
配送会社の手数料は、多くの場合「管理業務にかかる人件費」が原資です。配車を組み、シフトを調整し、日報を確認し、請求書を作る。この仕事は必要ですが、荷物を運んではいません。台数が増えれば管理者も増え、その分だけドライバーの取り分が削られていく。これが業界の構造でした。
私たちはこの前提を変えたいと考えました。管理業務の大半をAIに任せれば、管理者を増やさずに台数を増やせます。固定費が下がれば、荷主様には価格として、ドライバーには報酬として還元できます。そして、走ること以外で現場を支えてくれる人にも、きちんと手当を出せるようになります。
まだ15台の小さな会社です。ただ、エリアを広げることよりも、いま任せていただいている配送を一つも落とさないことを優先しています。近い場所に、確実に動ける体制を積み上げていく。それが私たちの選んだやり方です。